かった。スキー・デポからの下りはとても雪がよかった。上ノ岳の三角標石は完全に出ていた。黒部五郎岳の少し手前に小さい岩場があったのでそこでスキーをぬいだ。五郎岳の下りは二六〇〇メートル附近からスキーをつけて左側の谷へ入ったがあまり飛ばなかった。五郎の小屋は完全に出ていた。小屋の附近に気持のよい斜面がたくさんあるが、寝具がないので泊る勇気はでなかった。三俣蓮華岳には二五〇〇メートルまでスキーを使った。蓮華岳の三角標石は露出していた。蓮華の下りは頂上からズーとスキーによかった。蓮華の小屋は雪に埋れていて窓が掘り出せなかったので、壁板を一尺五寸四角ほど破って入った。それで翌日窓を掘り出して後、破ったところを修繕した。道具は全部小屋の中にあった。その後、小屋の主人にこのことを話し弁償する約束をした。また今後窓の上に柱を立てて、それにスコップを掛けておいて下さいとお願いをした。鷲羽岳の登りは雄山の登りより悪かった。鷲羽の三角標石は完全に出ていた。ワリモ岳の岩は西側を巻いた。黒岳には最初ちょっとした岩場があったが、ここは帰りに西側の雪の斜面を巻いてみて雪の方がよいと思った。頂上を過ぎて一つ向いの三角
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