から考へられた。しかるに技術そのものは行爲の立場から捉へられることを要求してゐる。知識の問題も元來行爲的・形成的立場において見らるべきものである。自然の技術といふとき、自然そのものが形成的であるのでなければならぬ。そしてもし技術の論理が構想力に屬するとすれば、構想力の論理は世界形成の論理であることになるであらう。このやうな世界の論理は論理的であつて直觀的である。
底本:「三木清全集 第四巻」岩波書店
1967(昭和42)年1月17日発行
底本の親本:「知識哲學」小山書店
1942(昭和17)年3月発行
初出:「知性 三月号」河出書房
1941(昭和16)年3月
入力:Juki
校正:川山隆
2007年4月28日作成
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