械)
The Food of God.(神々の糧)
In the Days of the Comet.(彗星時代)
First Man in the Moon.(月へ行った最初の人)
The Island of Dr. Morean.(モリアン博士の島)
War in the World.(世界戦争)
War in the Air.(空中戦)
The Wonderful Visit(不思議な訪問)
The Invisible Man.(見えざる人)
The Sleeper Awakes.(眠れるものの目覚むる時)
Tales of Space and Time.(空間と時間の話)
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エドワアド・ベラミイ。Edward Bellamy――
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Looking Backward.(太古を顧て)
[#ここで字下げ終わり]
第七章 探偵小説
「探偵小説」の歴史については、総論のところで充分に触れておいたし、又、その存在理由――何うして発展して来、そして現在の流行をみたか。又、将来如何なる方向へ進んでいくであろうか。換言するなら、「探偵小説」は過去から未来へつづく文学史の如何なる役目をする一鎖りであるだろうか、――は、前章で詳細に講じたのである。
そこで、それらに関しては、再び貴重な頁を浪費すまい。ただちに、「探偵小説」はその特徴としてどんなものを含んでいなくてはならないか、に進もう。
第一に、その物語が自然でなくてはならない。「探偵小説」に於て自然であるということは、その不自然さ、誇張が極めて現実性に富んでいなくてはならない。即ち自然に、もっともらしく読者に感じられねばならない、ということである。そのことは、勿論、科学的でなくてはならない、という意味も含んでいる訳である。即ち、「探偵小説」の第一特徴は、「現実性の豊富」ということである。犯罪の動機、探索の手懸りが、如何に些細な、又空想的なものであろうと、それが現実性をもって読者にせまらねばならない。
第二に、サスペンスということが、その特徴であろう。どうなるだろうか、犯人は誰だろうか、といった期待と不安を次から次へと読者にもたすように仕組まれていなくてはならない。犯人を意外な処に発見さすのもいい――ドウゼの「スミルノ博士の日記」、すべての登場人物を犯人らしく見せて五
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