た」
「そうだろう。そして隊長から命ぜられた仕事は、どうした」帆村は、その仕事が三根夫にとってはあまり重すぎるものだったから、たぶんうまくいかなかったのであろうと思っていた。
「できるだけ、やってきたつもりです。ほら、ここにある」
と、三根夫は撮影録音機のはいっている四角い箱を帆村に手渡した。
「ほう。それはすごいや。で、天蓋《てんがい》まであがってみたのかい」
「ハイロ君が生命がけで、そこへ案内してくれました」
「そうか、ハイロがね。かれは途中でミネ君を密告しやしないかと、それを心配していた」
「そんなことはありません。ハイロ君はできるだけのべんぎをはかってくれました。しかしかれは焦熱地獄《しょうねつじこく》のような配置へいってしまったんです」
「そうかね。……や、隊長がこられた。ミネ君。テッド隊長が迎えにきてくだすった」
そのとおりであった。長身の博士が大股で三根夫のほうへ歩いてきて、大きな手で握手をした。
「おめでとう。たいへんご苦労だった。われわれは、三根夫君のお仲間なんだということに大なるほこりを感ずる」テッド隊長は、いくども手を握ってふった。
「隊長。天蓋も写真にうつし
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