るぞ」
「アドロ彗星に追いつかれるか、うまく逃げられるか。はあ、これはどうなることか。やっぱりアドロ彗星にくわれてしまうんじゃないかなあ」
「けっきょく、ちえくらべさ。ガン人のちえと、アドロ彗星人のちえと、どっちが上かということさ」
「それははっきりしているよ。けたちがいだ。まえからアドロ彗星人は宇宙を支配するだろうといわれているじゃないか」


   急ぐハイロ


 三根夫とハイロは、ようようにヘリコプターをつないであるところへいきついた。
 ところが、三根夫のヘリコプターは、見えなかった。誰かが使って、乗っていったものらしい。
「困った。一つしかない」ハイロが顔をしかめた。
「一つでもいい。ハイロ君。きみが乗りたまえ」
「だって、三根夫さんをここに残しておけないよ」
「いいんだ。ぼくはきみのヘリコプターの下にぶらさがっておりる。下街《したまち》へつくまでぐらい、なんとかがんばりとおすよ」
「息がとまっても、しりませんよ」
「そのときには、降下スピードをすこしゆるめてもらうさ」
「よろしい。それでは早くこれへ……」
 ハイロはヘリコプターの座席にはいった。かれはじぶんの身体をゆわく
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