桃の雫
島崎藤村
−−
【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)生一本《きいつぽん》
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)御眼|盲《めしひ》させ給ふ
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「廴+囘」、第4水準2−12−11]
[#…]:返り点
(例)江間波浪兼[#レ]天涌
/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)深く/\と
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
〔〕:アクセント分解された欧文をかこむ
(例)〔ve'ritable〕
アクセント分解についての詳細は下記URLを参照してください
http://aozora.gr.jp/accent_separation.html
−−
六十歳を迎へて
年若い時分には、私は何事につけても深く/\と入つて行くことを心掛け、また、それを歡びとした。だん/\この世の旅をして、いろ/\な人にも交つて見るうちに、淺く/\と出て行くことの歡びを知つて來た。
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