《ひとつき》の俸《ほう》金を與へん、汝は宜しく汝の心に向《むか》うて我が才力《さいりき》如何を問ふべしと。其人|復《ま》た來らず。
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四八 無[#レ]爲而有[#レ]爲之謂[#レ]誠。有[#レ]爲而無[#レ]爲之謂[#レ]敬。
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〔譯〕爲す無くして爲す有る之を誠《まこと》と謂ふ。爲す有つて爲す無し之を敬《けい》と謂ふ。
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四九 寛懷不[#レ]忤[#二]俗情[#一]、和也。立脚不[#レ]墜[#二]俗情[#一]、介也。
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〔譯〕寛懷《かんくわい》俗情《ぞくじやう》に忤《さか》はざるは、和《わ》なり。立脚《りつきやく》俗情に墜《お》ちざるは、介《かい》なり。
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五〇 惻隱之心偏、民或有[#二]溺[#レ]愛殞[#レ]身者[#一]。羞惡之心偏、民或有[#下]自[#二]經溝涜[#一]者[#上]。辭讓之心偏
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