八 知是行之主宰、乾道也。行是知之流行、坤道也。合以成[#二]體躯[#一]。則知行、是二而一、一而二。
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〔譯〕知《ち》は是れ行《かう》の主宰《しゆさい》なり、乾道《けんだう》なり。行は是れ知の流行《りうかう》なり、坤道《こんだう》なり。合して以て體躯《たいく》を成す。則ち知行は是れ二にして一、一にして二なり。
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三九 學貴[#二]自得[#一]。人徒以[#レ]目讀[#二]有字之書[#一]、故局[#二]於字[#一]、不[#レ]得[#二]通透[#一]。當[#三]以[#レ]心讀[#二]無字之書[#一]、乃洞而有[#二]自得[#一]。
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〔譯〕學《がく》は自得《じとく》を貴《たふと》ぶ。人|徒《いたづら》に目を以て有字の書を讀む、故に字に局《きよく》し、通透《つうとう》することを得ず。當《まさ》に心を以て無字の書を讀むべし、乃ち洞《とう》して自得するところ有らん。
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