遺訓
西郷隆盛

−−
【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)請問《せいもん》

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)徳|懋《さか》んなる

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「兀のにょうの形+虫」、第4水準2−87−29]

 [#…]:返り点
 (例)幾[#(ビカ)]歴[#(テ)][#二]辛酸[#(ヲ)][#一]

 [#(…)]:訓点送り仮名
 (例)幾[#(ビカ)]歴[#(テ)]

/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)彌々《いよ/\》道を行ひ道を樂む可し。
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
−−

[#ここから改行天付き、折り返して1字下げ]
一 廟堂に立ちて大政を爲すは天道を行ふものなれば、些とも私を挾みては濟まぬもの也。いかにも心を公平に操り、正道を蹈み、廣く賢人を選擧し、能く其職に任ふる人を擧げて政柄を執らしむるは、即ち天意也。夫れゆゑ眞に賢人と認る以上は、直に我が職を讓る程ならでは叶はぬもの
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