黷熬瘰コ)ええ。……(プウ、プウと一郎の声)
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離れて立った金吾の姿を、こちらの四人がジッと見ている。サヤサヤと吹過ぎて行く風の音。
音楽(エレジックなテーマの。しかし暗くはない。場合によっては歌詞のない男声のみの二部合唱であってもよかろう。テーマを充分に押し出して。……やがて音楽を下に持って――。[#「――。」はママ]
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作者 ……「そうでやす、そんな時、春子おばさんの墓に水をかけながら、すこし離れて立った父の方を見ていたら、どこからか飛んで来た白い蝶が一匹、ヒラヒラとそこらを飛びまわりやした。それを見ているうちに俺あ、なんだか、春子おばさんが出て来て、父のぐるりを飛びまわっているような気がしたんです。……するとそんな時、春子おばさんの好きだった祭りばやしが山の奥から響いてくるのを聞いたような気がしやした。あれは俺の空耳だったのかもしれねえ。しかし、もしかすると奥の部落ではやしの稽古がホントに始まっていたかもしれねえ。……(その祭ばやしが、はるかに鳴りはじめる)とにかく、そうやって、春子おばさんの墓を囲んで敦子おばさんと敏子さんと一
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