基き、最初にトルストイ農園に於て、次ぎにフエニツクスで、出來るだけ子供の教育に努力したのは、私がこの眞理の力を感じたからである。そして、私が印度に向つて出發する理由の一つは、受動的抵抗者としての[#「受動的抵抗者としての」は底本では「受働的抵抗者としての」]自分の不完全を尚一層自覺せむがためである。何となれば、私はさういふ完全さに最も近く近づき得る場所は印度であると信じてゐるからだ。
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(ガンヂーが南アフリカで發行してゐた「インデイアン・オピニオン」の記念號(一九一四年)に發表した論文。)
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底本:「ガンヂーは叫ぶ」アルス
1942(昭和17)年6月20日初版発行
初出:「インデイアン・オピニオン」
1914(大正3)年
入力:田中敬三
校正:小林繁雄
2007年4月30日作成
青空文庫作成ファイル:
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