だ。そうすると機の字も落第、槭の字も落第、詩人は立往生で死人の如くなるのだ。
また我国の昔の学者はカエデ(蝦手の意)を表わす漢字名として鶏冠木一名鶏頭木の字面を用意したのだが、これは無論漢名すなわち中国名ではない、すなわちそのカエデの葉形が鶏の冠に似ているというので、そこでこの字を書いたものである。
※[#「くさかんむり/惠」、第3水準1−91−24]蘭と※[#「くさかんむり/惠」、第3水準1−91−24]
中国の書物にはよく※[#「くさかんむり/惠」、第3水準1−91−24]蘭《ケイラン》の名が出ているが、この※[#「くさかんむり/惠」、第3水準1−91−24]蘭と称えるのは今のいわゆる一茎九華と呼ぶ蘭で、陳※[#「温」の「皿」に代えて「俣のつくり−口」、第4水準2−78−72]子《ちんこうし》の『秘伝花鏡《ひでんかきょう》』には「※[#「くさかんむり/惠」、第3水準1−91−24]蘭、一名ハ九節蘭、一茎八九花ヲ発ス」(漢文)と書いてあるものである。
この一茎九華なる※[#「くさかんむり/惠」、第3水準1−91−24]蘭は中国特産の蘭品である、すなわちいわゆる東洋蘭の一
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