て各※[#「くさかんむり/亭」、第4水準2−86−48]端にタンポポ様の黄花が日を受けて咲くので、私はこの和名をフキタンポポとしてみた。
 この※[#「肄のへん+欠」、第3水準1−86−31]冬は宿根生で、早くその株から出た花がおわると次いで葉が出る。葉は葉柄を具《そな》え角ばった歯縁ある円い形を呈し、葉裏には白毛を布いている。本品はかつて薬用植物の一つに算えられ、欧州には普通に産する。そして西洋では多くの俗名を有すること次の如くである。すなわち Colts−foot(仔馬ノ足)Cough wort(咳止メ草)Horse−foot(馬ノ足)Horse hoof(馬ノ蹄)Dove−dock(鳩ノぎしぎし)Sow−foot(牝豚ノ足)Colt−herb(仔馬草)Hoof Cleats(蹄ノ楔)Ass's foot(驢馬ノ足)Bull's foot(牡牛ノ足)Foal−foot(仔馬ノ足)Ginger(生姜グサ)Clay−weed(埴草《ハニクサ》)Butter bur(バタ牛蒡)Dummy−weed(贋物草)である。
 ※[#「肄のへん+欠」、第3水準1−86−31]冬は早春に雪がまだ残って
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