秋に赤熟する。採ってこれを薬用とするがその名を営実《エイジツ》といわれている。梁の陶弘景《とうこうけい》という学者は「営実[#(ハ)]即[#(チ)]薔薇[#(ノ)]子也」といっている。
明の時代の学者である李時珍《りじちん》は、その著『本草綱目《ほんぞうこうもく》』巻之十八、蔓草類なる墻※[#「くさかんむり/靡」の「非」に代えて「緋−糸」、第4水準2−87−21]《ショウビ》(薔薇)すなわちノイバラの「釈名」の項で時珍のいうには、「其子成[#(シテ)][#レ]簇[#(ヲ)]而生[#(ジ)]如[#(ク)][#二]営星[#(ノ)][#一]然[#(リ)]故[#(ニ)]謂[#(フ)][#二]之[#(ヲ)]営実[#(ト)][#一]」とある。そうするとこのノイバラの実が簇成していてそれが営星のようだから、それでその実を営実というのだとの意味である。なおこの実については時珍はその集解《しっかい》中で「結[#(ビ)][#レ]子[#(ヲ)]成[#(ス)][#レ]簇[#(ヲ)]生[#(ハ)]青[#(ク)]熟[#(ハ)]紅[#(シ)]」と書いている。
私はこの営星という星が解らなかったので、先きにこれを
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