し食用《しよくえう》の粉《こ》を製《つく》りしならん。石皿の名《な》は决《けつ》して適切《てきせつ》には非ざれど、他《た》に好《よ》き名を思《おも》ひ付かざれば姑《しばら》く通稱《つうしやう》に從ふのみ。類品《るゐひん》諸所《しよ/\》より出でたり。之《これ》を作るには火山石の適宜《てきぎ》の大さのものを撰《えら》び凹み石を作ると同樣《どうやう》の順序《じゆんじよ》を經《へ》て、一|面《めん》に大なる凹みを設《まふ》け、此凹みの内部《ないぶ》をば他《た》の石を以て摩《す》り※[#「冫+咸」、83−上−6]《へ》らしたるものなるべし
●骨器
石器時代《せききじだい》の器具《きぐ》とて何者《なにもの》も總《すべ》て石を材料《ざいれう》とせしには非ず。獸類の骨《ほね》にて作《つく》りたる物、魚類《ぎよるゐ》の骨《ほね》にて作りたる物等《ものら》も正《まさ》しく石器時代の遺跡《ゐせき》より發見《はつけん》さるるなり。圖中石皿の右に在るは獸骨器の尖端《せんたん》なり。此《かく》の如《ごと》き骨噐はエスキモーの現用漁業具中《げんやうぎよげうぐちう》に在り。此所《ここ》に畫《ゑが》きたるもの
前へ
次へ
全109ページ中76ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
坪井 正五郎 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング