占《し》むれば、倉皇《さうこう》として佛《ふつ》に從《したが》ふならば、わが獨立《どくりつ》の體面《たいめん》は何處《いづこ》にありや。
人《ひと》或《ある》ひはわが輩《はい》のこの意見《いけん》を以《もつ》て、つまらぬ些事《さじ》に拘泥《こうでい》するものとし或《ある》ひは時勢《じせい》に通《つう》ぜざる固陋《ころう》の僻見《へきけん》とするものあらば、わが輩《はい》は甘《あま》んじてその譏《そしり》を受《う》けたい。そして謹《つゝし》んでその教《をし》へを受《う》けたい。
[#地から3字上げ](完)
[#地から3字上げ](大正十四年一月「東京日々新聞」)
底本:「木片集」萬里閣書房
1928(昭和3)年5月28日発行
1928(昭和3)年6月10日4版
初出:「東京日日新聞」
1925(大正14)年1月
入力:鈴木厚司
校正:しだひろし
2007年11月22日作成
青空文庫作成ファイル:
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