世期に取材した『ヴァルペルガ』(一八二三年)、未完成に終った『最後の人』(一八二六年)、なかば自伝的な『ロドーア』(一八三五年)等の作品を書いたり、夫シェリーの詩の編集に従事したり、紀行文を発表したりした。しかし、世界文学史のうえで独特の位置を永遠に要求するのは、夫の生前に書いたこの『フランケンシュタインまたは今様プロメテウス』一作であろう。
 その伝記としてはヘレン・ムーアのもの(一八八六年)、F・A・マーシャル夫人のもの(一八八九年)ルーシー・マドックス・ロゼッチのもの(一八九〇年)が、ふつう挙げられている。 (訳者)



底本:「フランケンシュタイン」日本出版協同
   1953(昭和28)年8月20日初版発行
※「旧字、旧仮名で書かれた作品を、現代表記にあらためる際の作業指針」に基づいて、底本の表記をあらためました。
入力:京都大学電子テクスト研究会入力班(大石尺)
校正:京都大学電子テクスト研究会校正班(大久保ゆう)
2009年8月4日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
前へ 終わり
全2ページ中2ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
宍戸 儀一 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング