本すなわち生産物に変化せられる用役がある。例えば土地の沃度、労働者の労働、機械道具等の使用などがこれである。それらは生産的用役[#「生産的用役」に傍点](services producteurs)と呼ばれる。後に私は流通の理論において、収入の貯蔵は独特の使用的用役[#「使用的用役」に傍点](service d'usage)を与えるのであるが、同時にまた、消費的または生産的な貯蔵の用役[#「貯蔵の用役」に傍点](service d'approvisionnement)を与え得ることを証明するであろう。消費的用役と生産的用役とのこの区別は、多くの学者が不生産的[#「不生産的」に傍点]消費と生産的[#「生産的」に傍点]消費との間になす区別に等しい。ここで研究しようとするのは、特に、生産的用役の生産物への変形である。
 一七〇 資本と収入との右の定義に拠りながら、私共は、社会的富の全体を四つの主な範疇――その中の三つは資本であり、他の一つは収入である――に分つことが出来る。第一の範疇には土地を属せしめる。公私の庭園・公園とせられた土地、人畜の食料となる果実・蔬菜《そさい》・穀物・牧草等を成長せし
前へ 次へ
全572ページ中431ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
ワルラス マリー・エスプリ・レオン の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング