アとが出来るということが出てくる。ここでもまた私は、この単純化が、純粋理論の見地からも、応用理論の見地からも、実践の見地からも、はなはだ重要なことを力説せねばならない。けだし価値尺度財を用いるこの仮定に立てば、我々はますます実際に近づいてくるからである。
 (A)を価値尺度財とする。一方において、商品(A)、(C)、(D)……の有効に需要せられた量をそれらの有効に供給せられた量に等しく、P', Q', R', S', K', L' ……であるとし、(A)で表わした(C)、(D)の一般均衡価格 pc[#「c」は下付き小文字]=π, pd[#「d」は下付き小文字]=ρ で交換せられ、または交換せられようとしているとする。他方、市場に(B)商品が現われて、商品(A)、(C)、(D)……と交換せられるとする。
 これだけを前提として、多数の者のうちから(B)の一所有者を採って考える。もし、(A)で表わした(B)の価格 pb[#「b」は下付き小文字] すなわち(B)で表わした(A)の価格[#式(fig45210_020.png)入る]において、この所有者が(B)の ob[#「b」は下付き小文字] 量を
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