衡価格は、ある第三の商品で表わしたそれぞれの均衡価格の比に等しいから、裁定が起る余地がないこと。そこで今は、既に科学的解法を見出した多数の商品間の交換のこの問題が、また市場においては競争の機構によって経験的に解かれているが、それがいかようにしてであるかを見ようと思う。
 一二五 まず、価値尺度財を採用すれば、市場において、m個の商品の相互間の価格 m(m−1) 個は、減じて、m番目の商品で表わした m−1 個の商品の価格 m−1 個となる。このm番目の商品は価値尺度財である。そして他の商品相互の間の価格 (m−1)(m−1) 個は、それぞれ、一般均衡の条件によって価値尺度財で表わしたこれら商品の価格の比に等しいと考えられるべきである。p'b[#「b」は下付き小文字], p'c[#「c」は下付き小文字], p'd[#「d」は下付き小文字] ……が(A)で表わした(B)、(C)、(D)……の価格 m−1 個であって、かつ偶然に叫ばれたものであるとすると、かく叫ばれたこれらの価格において各交換者は、(A)、(B)、(C)、(D)……の供給または需要を決定する。このことは、各交換者が別に計算する
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