ェあり得るし、また(B)の一部がいかなる価格ででも供給せられ得て、従って需要曲線 Ad[#「d」は下付き小文字]Ap[#「p」は下付き小文字] が Qb[#「b」は下付き小文字] を通る双曲線の内側の双曲線と合致する場合があり得る。だから架空の臆説をしないように、需要曲線が坐標軸と存在量の双曲線との間のすべての地位をとり得ると考えておく。
 五六 かくて我々は、一つの商品の有効需要と他の商品で表わしたその価格との間の直接的関係を知り、またこの関係の数学的表現を知り得たわけである。
 例えば(A)商品についていえば、この関係は幾何学的には、曲線 Ad[#「d」は下付き小文字]Ap[#「p」は下付き小文字] により、また代数的には、この曲線の方程式
[#ここから4字下げ]
Da[#「a」は下付き小文字]=Fa[#「a」は下付き小文字](pa[#「a」は下付き小文字])
[#ここで字下げ終わり]
によって表わされる(第五二節)。
 (B)商品についていえば、この関係は、幾何学的には曲線 Bd[#「d」は下付き小文字]Bp[#「p」は下付き小文字] により、代数的には、この曲線の方程式
[#こ
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