かい塔を、たてることをやめて、また、もとのとほり、はたらかうとしましたが、町の人たちは、いつのまにか、すつかり、びんばふになつたから、まもなくそこは、もとの、のはらになつてしまひました。
 その塔の、なまへは、ばべるの塔と、つけるはずであつたと、いふことです。



底本:「日本児童文学大系 第一一巻」ほるぷ出版
   1978(昭和53)年11月30日初刷発行
底本の親本:「小学生童話 三年生」金の星社
   1936(昭和11)年10月
入力:tatsuki
校正:田中敬三
2007年2月21日作成
青空文庫作成ファイル:
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