そこもへば佛の山を、枯山にいま我見つる、こゝだ淋しも、(明治三十四年作)
反歌
とこしへに山は立てども生けるもの杉にしあれば枯れにけるかも
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再び佛頂山を望みて作歌一首
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石刻む佛の山は青菅のしげき茂峯《しげを》に雲たちわたる(明治三十五年六月作)
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靈藥之歌并短歌
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八十綱をもそろに懸けし、神代にかい引き寄せけむ、伊豆の海の沖邊はろかに、七つまでなみ居る嶋の、中つ邊に宜しみ立てる、にひ嶋に住みてある人の、痛付ける妹をあともひ、船泊つる下田の浦に、しく/\に打ち寄る浪の、おとに聞く藥師たづねて、京都邊に上りにしかど、すべなみと告らえにければ、いくばくも生けらぬ命、同じくは家に死なむと、うつせ貝空しき行きを、しづく玉おもひ沈みて、なげきのみありし間に、いさり火の仄にだにも、人言に聞きにけるかも、まがなしき妹がためには、しましくもためらひ居れやと、釣船に白帆は揚げて、たゞ渉り波路ちわきて、うむ麻の總の國邊の、樹隱りの我家に來り、藥えて歸りにしかば、しなへのみありける妹が、七日ま
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