えさん、儀理を述べかた/″\妹の附添を連れて來た、羽生の叔母女の子を連れてきた、下妻に居る祖母も來た、仕立物を出して見せる、をととひ來た連中がうがひ茶碗を丼と見、黄八丈の夜具を黄縞の木綿と見て行つたものがあつたなどといふ話をして笑ふ、妹はみんなに仕立物を引つ張りまはされるので汚されては大變だと思つて手を握つたといつて居る、
隣村から女房ども二人で來た、見て居たら書院へ行つて床の間へ腰を掛けた、
朝、蕎麥、晝、鮒の洗ひ、夕、鯉こく、[#地から1字上げ](明治三十六年)
底本:「長塚節全集 第二巻」春陽堂書店
1977(昭和52)年1月31日発行
入力:林 幸雄
校正:伊藤時也
2004年1月27日作成
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