」に傍点]以上に検討せずとも、そのいずれも、金は鉱山を所有する国において必ずしもより[#「より」に傍点]低くはないということ――これはアダム・スミスによって主張されている命題であるが、――を説明するに足るものである。英国が鉱山を所有し、そして金は富国において最も高い価値を有つものであるというアダム・スミスの意見が正しいと仮定すれば、金は当然に英国からすべて他国へその財貨[#「財貨」に傍点]と交換して流出するであろうけれども、それらの国よりも英国においては穀物及び労働と比較して金[#「金」は底本では「穀物」]が必然的により[#「より」に傍点]低廉であるということにはならないであろう。しかしながら他の場所においてアダム・スミス[#「アダム・スミス」は底本では「アダムス・ミス」]は、スペイン及びポルトガルではヨオロッパの他の地方におけるよりも貴金属は必然的により[#「より」に傍点]低廉であるが、けだし両国は貴金属を生産する鉱山のほとんど独占的所有者であるから、と云っている。『封建制度がなお引続き存在しているポウランドは、今日、アメリカ発見以前の状態と同様に貧しい国である。しかしながら、ポウラ
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