かくて貿易が完全に自由である時には、英国が通商条約によって特恵を得ている時よりも、英国貨物と交換に、より[#「より」に傍点]少量の葡萄酒が輸入されるからである。しかしながら、利潤の率は変動していないであろう。貨幣はこの二国において相対価値において変動しており、そしてフランスの得る利益は、一定量のフランス財貨と交換に、より[#「より」に傍点]多量の英国財貨を得ることであるが、他方英国の蒙る損失は、一定分量の英国の財貨と交換により[#「より」に傍点]少量のフランス財貨を得ることにあるであろう。
かくて外国貿易は、束縛されようと奨励されようと自由であろうと、異る国における生産の比較的難易がどうであっても、常に継続するであろう。しかしそれは貨物がそれらの国で生産され得るその自然価格――自然価値ではない――を変動せしめることによってのみ左右され得、そしてこのことは貴金属の分配を変動せしめることによって成就されるのである。この説明は、貴金属の分配を変動せしめず従ってあらゆる処において貨物の自然価格及び市場価格を変動せしめない所の貨物の輸出入に対する租税や奨励金や禁止はないという、私が他の場所で述
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