、その製造財貨に対してはより[#「より」に傍点]大なる価格を支払わねばならず、その穀物に対してはより[#「より」に傍点]小なる価格を支払わねばならず、従って、彼はおそらくより[#「より」に傍点]富みもせずまたより[#「より」に傍点]貧しくもならないであろう。
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(註)一七二―一七三頁を参照。[#第九章冒頭部分(五六)のこと]
[#ここで字下げ終わり]
(一一一)さてかかる方策が労働の労賃に何らかの影響を及ぼすか否かは、労働者が、貨物を購買する際にこの奨励金の結果として彼がその食物の価格の下落という形で受取るだけのものを租税に対して支払うか否か、という問題に依存するであろう。もしもこれら二つの分量が等しいならば、労賃は引続き不変であろうが、しかしもし課税貨物が労働者の消費するものでないならば、その労賃は下落し、彼れの雇傭者はこの差額だけ利得するであろう。しかしこれは彼れの雇傭者にとって何らの真実の利益でもない。それはもちろん労賃のあらゆる下落の必然的作用と同様に、彼れの利潤率を増加せしむべく作用するであろう。しかし労働者がこの奨励金を支払いかつ――記憶すべきであるが
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