いであろうと私は信ずるとはいえ、しかもこの負担から免れてこの支払を自分自身から他人に転嫁するのが、あらゆる納税者の利益となる。そして彼自身と彼れの資本とをかかる負担を免れる他国に移そうという誘惑はついに不可抗的のものとなり、そして彼の出生地との若き聯想の場面を去るに当って各人が感ずる当然の念を克服する。この不自然な制度に伴う困難に陥った国は、その負債を償還するに必要なその財産のある部分を犠牲にして、この困難から免れるのが賢明な遣り方である。一個人にとって賢明なことは一国民にとってもまた賢明なことである。五〇〇|磅《ポンド》の所得を齎す一〇、〇〇〇|磅《ポンド》を持ち、その中から年々一〇〇|磅《ポンド》を負債の利子に支払わなければならない人は、真実には単に八、〇〇〇|磅《ポンド》の財産を有つに過ぎず、そして彼が引続き年々一〇〇|磅《ポンド》を支払おうと、または一時にただの一囘限り二、〇〇〇|磅《ポンド》を支払おうと、その富の程度は同じであろう。しかし、この二、〇〇〇|磅《ポンド》を取得するために彼が売らなければならぬ財産の買手はどこにいるであろうか? と問われる。その答は明白である。この
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