oされたすべての金と交換に以前よりもより[#「より」に傍点]多くの財貨が取得されはしないであろう。そこでしからば、スペインとその植民地にとってどこに利益があるか? と問われ得よう。その利益はこういうことであろう、すなわち、もしより[#「より」に傍点]少い金が生産されるならば、より[#「より」に傍点]少い資本がその生産に用いられ、以前により[#「より」に傍点]大なる資本の使用によって取得されたと同一の価値を有つヨオロッパからの財貨が、より[#「より」に傍点]小なる資本の使用によって輸入され、従って鉱山から引き去られた資本の使用によって得られたすべての生産物は、スペインが租税の賦課によって得、かつそれが他のいかなる貨物の独占権の所有によってもかくも豊富にかつかくも確実に取得し得ないであろう所の、利益であろう。かかる租税からは、貨幣の関する限りにおいては、ヨオロッパの諸国民は何らの害をも蒙らないであろう。彼らは以前と同一の分量の財貨を有ち、従って同一の享楽手段を有つであろうが、しかしこれらの財貨は、貨幣価値が騰貴しているから、より[#「より」に傍点]少い分量の貨幣をもって流通されるであろう。
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