vに傍点]多くの労賃を支払い、また帽子と靴下と靴との価格がこの製造業者に一〇|磅《ポンド》を償うに足る額だけ騰貴したと仮定しても、彼らの境遇はかかる騰貴が何ら起らなかった場合よりもより[#「より」に傍点]よいことは少しもないであろう。もしこの靴下製造業者が、彼れの靴下を一〇〇|磅《ポンド》ではなく一一〇|磅《ポンド》で売ったとしても彼れの利潤は以前と正確に同一の貨幣額であろう。しかしながら彼はこの等しい額と交換に帽子や靴やその他のあらゆる貨物の十分の一だけより[#「より」に傍点]少い量を得、そして彼れの以前の貯蓄額をもっては騰貴せる労賃でより[#「より」に傍点]少い労働者しか用い得ずまた騰貴せる価格でより[#「より」に傍点]少い粗生原料品しか購買し得ないのであるから、彼はその貨幣利潤が実際額において減少し、そしてあらゆる物がその以前に留まっている場合よりもより[#「より」に傍点]よい境遇にはいないであろう。かくて私は、第一に労賃の騰貴は貨物の価格を騰貴せしめないであろうが、しかし常に利潤を下落せしめるであろうということ、及び第二に、もしすべての貨物の価格が騰貴せしめられ得るとしても、し
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