ノ傍点]大となる。彼はより[#「より」に傍点]多くの穀物を得、かつその穀物の各一定分量は、価値が騰貴しなかったすべての他の財のより[#「より」に傍点]大なる分量と、交換されるであろう。労働者の運命は地主よりも不幸であろう。なるほど彼はより[#「より」に傍点]多くの貨幣労賃を受取るであろうが、しかし、彼れの穀物労賃は減少するであろ[#「ろ」は底本では欠落]う。そして啻に穀物に対する彼れの支配が減ずるばかりでなく、更に彼れの一般的境遇も、労賃の市場率をその自然率以上に支持することのより[#「より」に傍点]困難なことを見出すであろうから、また悪化するであろう。穀物の価格が一〇%騰貴するとしても、労賃は常に一〇%以下しか騰貴しないであろうが、しかし地代は常により[#「より」に傍点]以上騰貴するであろう。労働者の境遇は一般的に下落し、そして地主のそれは常に改善されるであろう。
 小麦が一クヲタアについて四|磅《ポンド》の時、労働者の労賃は一年二四|磅《ポンド》または小麦六クヲタアの価値であると仮定し、また彼れの労賃の半ばは小麦に費され、そして他の半ば、すなわち一二|磅《ポンド》は他の物に費される
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