用借をなさんと努め、そしてしばしば騰貴せる利子率を与えざるを得なくなる。しかしこれは一時的に過ぎない。けだしこの製造業者の予期に十分な根拠があり、そしてその貨物の市場価格が騰貴するか、または彼が永続的に減少した需要しかないことを見出してもはや事物の成行に抵抗しなくなるからである。価格は下落しそして貨幣と利子は再びその真実価格を囘復するであろう。もし新しい鉱山の発見、銀行の濫用、その他の何らかの原因によって貨幣の分量が大いに増加するならば、その窮極の結果は、貨幣の増加量に比例して貨物の価格を騰貴せしめることである。しかしその間におそらく常に中間期があり、その間利子率にある影響が生み出されるであろう。
公債の価格は、利子率を判定すべき鞏固《きょうこ》な標準ではない。戦時においては、株式市場は政府の間断なき公債を極めて多く負担するために、公債の価格は、新たな起債が行われるまでにその正当な水準に落着く暇がなく、またはそれは政治的事件の予想によって影響を蒙る。これに反して、平時においては、減債基金の作用、特定階級の人々がその資金を今まで慣れて来ており、安全と思われかつそこではその利子が最も規則的に支払われる所の職業以外のものに向け変えることについて感ずる嫌忌心が、公債の価格を引上げ、従ってかかる有価証券に対する利子率を一般市場率以下に引下げる。政府が異る有価証券に極めて異る利率を支払っていることも注意すべきである。五分利公債での一〇〇|磅《ポンド》の資本が九五|磅《ポンド》で売れている時に、一〇〇|磅《ポンド》の大蔵省証券は時に一〇〇|磅《ポンド》五シリングで売れるであろうが、この大蔵省証券に対しては、年々四|磅《ポンド》一一シリング三ペンス以上の利子は支払われないのである。かくてこれらの有価証券の一方は購買者に上記の価格で五・四分の一%以上の利子を支払い、他方は四・四分の一%をほとんど越えない利子を支払うのみである。一定量のかかる大蔵省証券を銀行業者は安全なかつ売口のよい投資物として要求する。もしそれがこの需要を遥かに越えて増発されるならば、それはおそらく五分利公債よりも常にそれに比例してより[#「より」に傍点]大なる価格で売れるであろう。けだし、そのいずれも負債元金は、額面価格、すなわち一〇〇|磅《ポンド》の公債に対する一〇〇|磅《ポンド》の貨幣以外のものでは、決して償
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