る政治家に非ず※[#白ゴマ、1−3−29]たとひ侯の野心勃々たるを以てすと雖も、其手を下だすや常に順境に於てするを得意とせり※[#白ゴマ、1−3−29]若し山県内閣にして自然に崩壊する日来れば、侯は固より其後を受くるを躊躇するものに非ず※[#白ゴマ、1−3−29]独り自ら現状打破の主動力と為るは、侯の本意に非るを奈何せむや※[#白ゴマ、1−3−29]況むや侯の最も親善なる西郷侯を死地に陥るゝが如き隠謀の張本人たるは、侯の甚だ懼るゝ所なるをや※[#白ゴマ、1−3−29]星除名論は、此点に於て侯の意思と衝突したるを以て、侯の声援に須つ所ありし土佐派は、遂に最初の計画を中止せざる可からず※[#白ゴマ、1−3−29]是れ排星運動に於ける第二の遺算なり。
(七)組織改造論
星除名論に失敗したる土佐派は、更に組織改造論を唱へて第二の排星運動を開始せり※[#白ゴマ、1−3−29]蓋し是に依りて板垣総理の時代を復活し、土佐派の天下を再興し、以て星氏の勢力を削らむと欲するに外ならず※[#白ゴマ、1−3−29]されど星除名論の失敗は、星氏の勝利を意味し、星氏の勝利は、星氏の自由党に於ける勢
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