隨て西郷内相を排斥せざる可からず※[#白ゴマ、1−3−29]何となれば西郷内相の横濱埋立事件に關係せるは星氏の之れに關係せる事情に同じければなり。而も西郷内相の排斥は、現内閣破壞の動機と爲るを認むるに於て、星除名論者は如何にして其事後を善くせんとする乎※[#白ゴマ、1−3−29]土佐派の目的は是れに依りて伊藤内閣を出現せしめんとするに在らむ※[#白ゴマ、1−3−29]されど伊藤侯は決して逆取の手段を斷行する政治家に非ず※[#白ゴマ、1−3−29]たとひ侯の野心勃々たるを以てすと雖も、其手を下だすや常に順境に於てするを得意とせり※[#白ゴマ、1−3−29]若し山縣内閣にして自然に崩壞する日來れば、侯は固より其後を受くるを躊躇するものに非ず※[#白ゴマ、1−3−29]獨り自ら現状打破の主動力と爲るは、侯の本意に非るを奈何せむや※[#白ゴマ、1−3−29]況むや侯の最も親善なる西郷侯を死地に陷るゝが如き隱謀の張本人たるは、侯の甚だ懼るゝ所なるをや※[#白ゴマ、1−3−29]星除名論は[#「星除名論は」に傍点]、此點に於て侯の意思と衝突したるを以て[#「此點に於て侯の意思と衝突したるを以て」に
前へ
次へ
全497ページ中474ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
鳥谷部 春汀 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング