、1−3−29]彼れは主義の爲めに伊藤侯と爭ひたるも[#「彼れは主義の爲めに伊藤侯と爭ひたるも」に傍点]、曾て黨派的感情の爲めに其去就を定めたることはあらじ[#「曾て黨派的感情の爲めに其去就を定めたることはあらじ」に傍点]。

      華族社會の好一對
 近衞公と西園寺侯とは華族社會の好一對なり、近衞公は現に貴族院議長たり[#「貴族院議長たり」に傍点]、西園寺侯も亦曾て貴族院に副議長[#「貴族院に副議長」に傍点]たりき※[#白ゴマ、1−3−29]西園寺侯は現に伊藤内閣の文部大臣たり[#「伊藤内閣の文部大臣たり」に傍点]、近衞公も亦曾て松方内閣より文部大臣を擬せられたりき[#「松方内閣より文部大臣を擬せられたりき」に傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]近衞公は久しき以前より機關雜誌を發行して[#「機關雜誌を發行して」に傍点]、今も尚ほ現に之れを所有せり[#「今も尚ほ現に之れを所有せり」に傍点]、西園寺侯も亦前年曾て一新聞を發行して自ら之れが記者たることありき[#「一新聞を發行して自ら之れが記者たることありき」に傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]其位地境遇何ぞ太だ相似たるや。
 特に近衞
前へ 次へ
全497ページ中416ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
鳥谷部 春汀 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング