きも[#「婉約の巧なきも」に白丸傍点]、辛辣の趣味あり[#「辛辣の趣味あり」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]如何なる大嘲罵の言も[#「如何なる大嘲罵の言も」に白丸傍点]、彼れは之れを出だすに極めて沈着の辭氣を以てし[#「彼れは之れを出だすに極めて沈着の辭氣を以てし」に白丸傍点]、如何なる滑稽笑※[#「言+墟のつくり」、第4水準2−88−74]の意義も[#「如何なる滑稽笑※[#「言+墟のつくり」、第4水準2−88−74]の意義も」に白丸傍点]、彼れは説教師の如く[#「彼れは説教師の如く」に白丸傍点]、襟を正だし[#「襟を正だし」に白丸傍点]、眉を昂げて表白する如きは[#「眉を昂げて表白する如きは」に白丸傍点]、實に一種の討論術を得たりと謂ふ可し[#「實に一種の討論術を得たりと謂ふ可し」に白丸傍点]。
 伊藤内閣の時なりき、彼れは渡邊侠禪と、一錢一厘の問答を試みて侠禪を飜弄せり※[#白ゴマ、1−3−29]一錢一厘の問答、何ぞ其れ滑稽なる※[#白ゴマ、1−3−29]而も學堂は極めて嚴格なる聲色を以て、此奇劇を演じたりき※[#白ゴマ、1−3−29]大抵學堂の討論は、詈罵笑※[#「言+墟
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