。されど侯に期するに[#「されど侯に期するに」に二重丸傍点]、グラツドストン[#「グラツドストン」に二重丸傍点]、サリスバリーの事を以てするは[#「サリスバリーの事を以てするは」に二重丸傍点]、其見當違ひなる更に最も太甚し[#「其見當違ひなる更に最も太甚し」に二重丸傍点]。
侯はビスマークの大膽雄略なく、又メツテルニヒの隱險佞惡なしと雖も、其專制主義を喜び、宮廷的攻略に長ずるに至ては、侯は稍此二人に類似したる所あり。顧ふに侯が近來政黨に接近したるは明白なる事實なり※[#白ゴマ、1−3−29]特に憲政黨と頗る親密なる交通を爲しつゝあるは、最も新らしき事實なり※[#白ゴマ、1−3−29]されど侯の憲政黨と交通するや[#「されど侯の憲政黨と交通するや」に白丸傍点]、猶ほ文明國人の未開國人と交通するが如し[#「猶ほ文明國人の未開國人と交通するが如し」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]侯の眼中に映ずる憲政黨は[#「侯の眼中に映ずる憲政黨は」に白丸傍点]、尚ほ是れ政治上の未開國のみ[#「尚ほ是れ政治上の未開國のみ」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]侯は此未開國の法律に服從するの危險を
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