りき、顧みて此際に於ける自由黨の行動を見れば、全く當初合同の精神を忘れて[#「全く當初合同の精神を忘れて」に傍点]、自ら造りたる内閣の破壞を快とせしものゝ如く[#「自ら造りたる内閣の破壞を快とせしものゝ如く」に傍点]、私鬪術に巧みなる星亨氏を軍師として[#「私鬪術に巧みなる星亨氏を軍師として」に傍点]、一時の小成敗を爭ひ[#「一時の小成敗を爭ひ」に傍点]、卑劣なる投機手段に成功したるを稱して黨略の能事終れりと爲し[#「卑劣なる投機手段に成功したるを稱して黨略の能事終れりと爲し」に傍点]、而も坐して江山を將て他人に附與するの愚に陷りて自ら覺らざりし如き[#「而も坐して江山を將て他人に附與するの愚に陷りて自ら覺らざりし如き」に傍点]、識者は唯だ其淺陋を憫笑するのみ[#「識者は唯だ其淺陋を憫笑するのみ」に傍点]、既にして閣下の内閣成るや政治上の立場を失ひたる自由黨は、其の主義政見を犧牲にして閣下と提携を約したりと雖も、實は互ひに欺き合ひ詐り合ふて政治上のポン引を働かむとしたるに過ぎず[#「實は互ひに欺き合ひ詐り合ふて政治上のポン引を働かむとしたるに過ぎず」に白丸傍点]、初め閣下が策士の言を聽
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