憲政黨は大なりと雖も[#「憲政黨は大なりと雖も」に白丸傍点]、其組織未だ堅確ならず[#「其組織未だ堅確ならず」に白丸傍点]、其主義未だ明白ならざるに於て[#「其主義未だ明白ならざるに於て」に白丸傍点]、一朝變を生ずれば[#「一朝變を生ずれば」に白丸傍点]、更に如何なる現象を生出せざるも保す可からず[#「更に如何なる現象を生出せざるも保す可からず」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]否其分裂の機は漸く※[#「にんべん+福のつくり」、第4水準2−1−70]促し來れり[#「否其分裂の機は漸く※[#「にんべん+福のつくり」、第4水準2−1−70]促し來れり」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]憲政黨一たび分裂すれば[#「憲政黨一たび分裂すれば」に白丸傍点]、舊自由黨が再び侯を擁するの必要あるに至るは自然の情勢にして[#「舊自由黨が再び侯を擁するの必要あるに至るは自然の情勢にして」に白丸傍点]、侯は唯だ其機會の到來するまで孤立の位置に在るのみ[#「侯は唯だ其機會の到來するまで孤立の位置に在るのみ」に白丸傍点]。
 凡そ今日の所謂る政黨なるものは、主義政綱に依りて進退するに在らずして、唯だ
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