二月)
山縣侯の政治的系統
其一 山縣侯の潛勢力
有體に云へば[#「有體に云へば」に傍点]、山縣侯は政治家として今尚ほ顯勢力を有するの人に非ず[#「山縣侯は政治家として今尚ほ顯勢力を有するの人に非ず」に傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]其思想は時代の精神に後れ[#「其思想は時代の精神に後れ」に白丸傍点]、其手腕は立憲機關の運用に適せず[#「其手腕は立憲機關の運用に適せず」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]而して其名望を視れば[#「而して其名望を視れば」に白丸傍点]、固より國民的基礎の上に立てる大隈板垣等の政黨首領と同じからず[#「固より國民的基礎の上に立てる大隈板垣等の政黨首領と同じからず」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]况むや侯は元來馬上の雄にして[#「况むや侯は元來馬上の雄にして」に白丸傍点]、政治は其長所ならざる可きに於てをや[#「政治は其長所ならざる可きに於てをや」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]侯曰く、余は一介の武辨、敢て現時の難局に當るに足らずと※[#白ゴマ、1−3−29]是れ謙抑の言に似たれども、實は自己の眞價を語りたる自
前へ
次へ
全497ページ中232ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
鳥谷部 春汀 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング