愛好せりといひしを見るも、伯が如何に外人間に信用あるかを想ふ可し。
 英國史傳家エワルド曾て其の著『代表的政治家』に於てパルマルストンを評して曰く、彼れは最高の能力に依りて英國を支配せざりき[#「彼れは最高の能力に依りて英國を支配せざりき」に傍点]。然れども彼れは忠實にして不撓不屈なる愛國者なりき[#「然れども彼れは忠實にして不撓不屈なる愛國者なりき」に傍点]。彼れは正直にして善良なる信條を有したりき[#「彼れは正直にして善良なる信條を有したりき」に傍点]。彼れの智識は精確にして多種なりき[#「彼れの智識は精確にして多種なりき」に傍点]。彼れの國民に對する同情は眞摯にして决して僞りならざりき[#「彼れの國民に對する同情は眞摯にして决して僞りならざりき」に傍点]。彼れの趣味及び性格は[#「彼れの趣味及び性格は」に傍点]、全然當時の英國人民を代表したりき[#「全然當時の英國人民を代表したりき」に傍点]。彼れの生涯は必らずしも偉大なりといふ可からず[#「彼れの生涯は必らずしも偉大なりといふ可からず」に傍点]、然れども我政治家中にては最も英國的なりきと[#「然れども我政治家中にては最も英國的な
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