傲にして責任を顧みず」に傍点]、常に袞龍の袖下に隱れて衆議院を威嚇せむとするあり[#「常に袞龍の袖下に隱れて衆議院を威嚇せむとするあり」に傍点]、衆議院は噪暴急激にして沈重なる思慮を缺き[#「衆議院は噪暴急激にして沈重なる思慮を缺き」に傍点]、動もすれば上奏權を假て内閣に逼らむとするあり[#「動もすれば上奏權を假て内閣に逼らむとするあり」に傍点]、其行動兩つながら極端に失して一點和協の意なければなり[#「其行動兩つながら極端に失して一點和協の意なければなり」に傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]其結果として衆議院は内閣の處決を促がすと稱して自ら停會し、内閣は之れに酬ひんと欲して恐れ多くも詔勅の降下を奏請し奉る如き、殆ど共に大義名分の何物たるを知らざるものに似たりき※[#白ゴマ、1−3−29]彼れは此事態を歎じて慨世私言を述べ、以て其機關雜誌に掲出せしめたり※[#白ゴマ、1−3−29]固より寥々たる短章に過ぎずと雖も、中に彼れが滿腹忠忱の情躍々として掬す可きものあり※[#白ゴマ、1−3−29]其内閣に對しては[#「其内閣に對しては」に傍点]、藩閥の情弊に拘泥して改善の實蹟なきを責め[#「藩閥の情弊に拘泥して改善の實蹟なきを責め」に傍点]、擧措の不親切にして眞面目ならざるを責め[#「擧措の不親切にして眞面目ならざるを責め」に傍点]、誠意誠心の毫も認む可きものなきを責め[#「誠意誠心の毫も認む可きものなきを責め」に傍点]、其衆議院に對しては[#「其衆議院に對しては」に傍点]、妄りに政府彈劾を事として紛然囂然たるを咎め[#「妄りに政府彈劾を事として紛然囂然たるを咎め」に傍点]、上奏權を濫用して[#「上奏權を濫用して」に傍点]、陛下を政海の渦中に誘ひ奉るの不敬を咎め[#「陛下を政海の渦中に誘ひ奉るの不敬を咎め」に傍点]、政府乘取の野心に驅られて國家民人の康福を度外視するを咎めたり[#「政府乘取の野心に驅られて國家民人の康福を度外視するを咎めたり」に傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]忠忱の人に非ずして何ぞや。
第五議會の解散するや、彼れは其同志と共に伊藤首相に忠告書を贈りて、首相の反省を求めたり※[#白ゴマ、1−3−29]首相之れが復書を作りて相酬ゆるや、彼は更に辯妄書を公にして其謬見を指摘すること太だ痛切※[#白ゴマ、1−3−29]而して彼れを知らざるものは、此一事を以て單に
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