@――――
    5□9
    5□9
    ―――
      0

(2)

  6   1
□――×5―― = □□
  7   □

[#=の右側「□□」は底本では「□」]

(3)

    XLQAB
 ×   AKLB
―――――――――
    FHALB
   LHFBK
 XCBCDK
 BBQKC
―――――――――
 FFLBQCXB

(4)

            □□7□□
      ___________
□□□□7□)□□7□□□□□□□
       □□□□□□
      ―――――――――――
       □□□□□7□
       □□□□□□□
       ――――――――――
         □7□□□□
         □7□□□□
         ――――――――
         □□□□□□□
         □□□□7□□
         ――――――――
           □□□□□□
           □□□□□□
           ――――――
                0


        “虫喰ひ算”大會 第三十會場

 いよいよラスト ホールです。うんと推理の力をふりしぼつていただきませう。ここさへパスすれば、貴下は虫喰ひ算の最高級選士となられるのです。
 名殘りが惜しい。さうですか。もう一度この本を初めから繰返しては……。いやもつと新しい問題、新しい智能的困難にぶつかりたいとおつしやるのですか。
 殘念ながら私の手許にあるものは、これまでに全部さし出しまして、後にはもう何も殘つてゐません。
 ああ、さうでした。これと似た刺戟をお望みの方は、あの有名なるアメリカの暗號解讀者ヤードリ少佐著の「ザ ブラック チェンバー」を繙かれんことをお薦めします。
 さあ、最終のティーへお立ち下さい。

(1)

   2N1
   4N6
 + 162
――――――
   829

(2)

    □   □
□(□□―+□□―)=100
    □   □

註:――
=の左側は1から9までの九種の數字をはめこむこと
[#一番左の□は底本では無し]

(3)

    3Y□□
  ______
□X)6□X7Y
   □Y
  ――――――
    XX
    7□
    ――――
    □□7
    □□□
    ――――
      □Y
      □Y
      ――
       0

(4)

      □□□□.□□□□
   ____________
□□□)□□□□□□
    □□□
   ―――――――――
      □□□
      □□□
      ―――――――――
       □□□
       □□□
       ――――――――
        □□ □
        □□ □
         ――――――
           □□□□
           □□□□
          ―――――
              0



底本:「“虫喰ひ算”大會」力書房
   1946(昭和21)年3月30日初版発行
※【例題】の解説で、□の中に数字が書き入れられた箇所については、数字のみを入力しました。
※誤植の疑われる問題「第三會場(5)」、「第五會場(5)」、「第八會場(2)(4)」、「第十五會場(1)」、「第十六會場(1)(4)」、「第十七會場(1)」、「第十八會場(1)(3)」、「第二十一會場(1)」、「第二十二會場(3)」、「第二十六會場(4)」、「第二十八會場(4)」、「第二十九會場(2)」、「第三十會場(2)」は、「推理学校 虫食い算大会」学生社(1989(平成元)年5月新装版重刷発行)、「海野十三全集 別巻1 評論・ノンフィクション」三一書房(1991(平成3)年10月15日第1版第1刷発行)がともに修正していることを確認しました。ただし、問題「第十八會場(3)」は、「推理学校 虫食い算大会」学生社(1989(平成元)年5月新装版重刷発行)では「Q」を使用している個所が、「海野十三全集 別巻1 評論・ノンフィクション」三一書房(1991(平成3)年10月15日第1版第1刷発行)では全て「O」に変更されています。「推理学校 虫食い算大会」学生社(1989(平成元)年5月新装版重刷発行)に合わせました。
※誤植の疑われる問題「第二十五會場(3)」は、「推理学校 虫食い算大会」学生社(1989(平成元)年5月新装版重刷発行)が修正していることを確認しました。
※誤植の疑われる問題「第十會場(1)」は、【例題一】と同一と考えられるため、【例題一】に合わせました。
入力:田中哲郎
校正:土屋隆
2004年10月30日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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