何れも、病気その他で出られなくなつたことは、全体の配役に齟齬を生じた。未経験の研究生を一人、臨時に使つてみた。
「クラス会」は久保田万太郎氏が、「父と子」は岩田豊雄氏が、何れも自ら演出を買つて出たといふことを特筆せねばならぬ。
私は、実は、健康を慮り、今度は演出の役はごめん蒙りたかつたのだが、岩田幹事がたつてやれといふので止むを得ず引き受けた。田中千禾夫君と作者自身とが、私の及ばないところを手伝つてくれた。
底本:「岸田國士全集24」岩波書店
1991(平成3)年3月8日発行
初出:「文学座第2回試演 パンフレット」
1938(昭和13)年6月6日発行
入力:tatsuki
校正:門田裕志、小林繁雄
2005年3月16日作成
青空文庫作成ファイル:
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