説の大作に取りかゝつてゐる。此の方面での経験は、一と苦労は、やがて、新しく発表するであらう戯曲の上にどういふ形でか現はれるに違ひないが、戯曲界、当分、君の作品を見ないとなると寂寥の感が深からう。
かゝる時、戯曲集『鴉』の刊行は、誠に意義があると云はなければならない。
舟川未乾氏の装幀は、此の紀念すべき著書を最もよき趣味に於て飾り活かしてゐる。
底本:「岸田國士全集21」岩波書店
1990(平成2)年7月9日発行
底本の親本:「文芸春秋 第六年第二号」
1928(昭和3)年2月1日発行
初出:「文芸春秋 第六年第二号」
1928(昭和3)年2月1日発行
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
入力:tatsuki
校正:門田裕志
2007年5月1日作成
青空文庫作成ファイル:
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