老人と共に微笑する体の「苦労人」であると同時に、その奔放自在なフアンテジイは、人生の悲痛な半面を描くに際しても、常に、朗らかな心境と豊かな生活力を反映させてゐる。老若男女を問はず、苟くも、「人生を批判する興味」を興味とするほどのものは、挙げて彼の作品に傾倒する所以である。
底本:「岸田國士全集20」岩波書店
1990(平成2)年3月8日発行
底本の親本:「新劇協会 第一号」
1927(昭和2)年6月5日発行
初出:「新劇協会 第一号」
1927(昭和2)年6月5日発行
入力:tatsuki
校正:門田裕志、小林繁雄
2006年2月20日作成
青空文庫作成ファイル:
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