、それぞれの職能と方針があるにせよ、私が以上述べた根本の問題についても、時機を失せず、相互の理解と連絡の上にたつた慎重な研究を進めて貰ひたい。
 非常時と俳優養成――これは凡釣り合はぬ題名のやうであり、場合によつては一笑に附せられさうであるが、私は、今こそ、これを大声で叫びたいのである。どつちが後で笑ふ番になるか、といふぐらゐの信念をもつて、この一文を草した。



底本:「岸田國士全集23」岩波書店
   1990(平成2)年12月7日発行
底本の親本:「東京朝日新聞」
   1936(昭和11)年12月8〜11日
初出:「東京朝日新聞」
   1936(昭和11)年12月8〜11日
入力:tatsuki
校正:門田裕志
2009年11月12日作成
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