[#地から3字上げ](「言葉、言葉、言葉」中のチロルの旅の一節より)
 朽ちはてた古城の一角で可憐な、しかも見惚れるほど気品のある一少女を発見して、私は忽ち芸術的感興に唆かされ、カメラを向けたのがこれである。意図はいゝのだが、腕がそれに伴はなかつたのが残念至極である。



底本:「岸田國士全集22」岩波書店
   1990(平成2)年10月8日発行
底本の親本:「時事新報」
   1935(昭和10)年3月15日
初出:「時事新報」
   1935(昭和10)年3月15日
入力:tatsuki
校正:門田裕志
2009年9月5日作成
青空文庫作成ファイル:
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