のみ力を注ぎ、市を安固ならしむる考へでは、時代後れの感があつたけれども、いまその憂は除かれた。ひたすら愛國、努力、更新等の見地から進めば、大阪は日本の智能金嚢である本性を、ます/\中外に發揮する運命を永く享有すると予は深く信ずる。天長地久、大阪市に幸あれかし。
[#地から2字上げ](昭和八年(1933)一月「大阪朝日新聞」所載)



底本:「隨筆」改造社
   1936(昭和11)年11月20日発行
初出:「大阪朝日新聞」大阪朝日新聞社
   1933(昭和8)年1月3日
※冒頭に記載されていた「(昭和八年(1933)一月「大阪朝日新聞」所載)」は、ファイル末に移しました。
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
※疑わしい箇所の訂正に際しては、初出を参照しました。
入力:小林徹
校正:kamille
2006年9月18日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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