云いたいのである。
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1)[#「1)」は縦中横] Political Arithmetic, p. 17.
2)[#「2)」は縦中横] Survey of the Turkish Empire, c. vii. p. 281.
[#ここで字下げ終わり]
ヨオロッパは疑いもなく、現在よりも従来の方が、疫病《ペスト》や荒廃的な伝染病に多く襲われた。そしてこのことは、従前には出生の死亡に対する比率がもっと高かったという、多くの著者が述べている事実の、大きな理由をなすものであろう。けだしかかる比率を余りに短い期間からとり、そして一般に疫病《ペスト》流行年を偶発的なりとして除外するのが、常に通例となっているからである。
最近一世紀の間|英蘭《イングランド》では出生の死亡に対する平均比率(訳註1)は約一二対一〇、すなわち一二〇対一〇〇であると考え得よう。一七八〇年に終る十年間のフランスの比率は約一一五対一〇〇であった1)[#「1)」は縦中横、行右小書き]。これらの比率は疑いもなくこの一世紀間時期を異にするにつれて変動しているけれども、しかも吾々は、それは何らか著しい程度には変動しなかったと考うべき理由がある。従ってフランス及び英蘭《イングランド》の人口は(訳註2)、他の多くの国よりも、それぞれの国の平均生産物に均衡を保っていたことがわかる。予防的妨げの作用――戦争――大都市及び工場における暗黙のしかも確実な生命の破壊――多数貧民の狭隘な住居と不十分な食物――これらが、人口が生活資料以上に突進するのを防止しているのであり、そして一見確かに奇妙に思われる表現を用いてもよいならば、それは激しい暴威を振う伝染病が過剰なるものを破壊するという要を排除してくれるのである。もし荒廃的|疫病《ペスト》が英蘭《イングランド》で二百万、フランスで六百万を一掃したとすれば、住民がこの恐るべき衝撃から恢復した後は、出生の死亡に対する比率は両国において前世紀間の通常平均比率より遥か以上になるべきことは、疑い得ないのである(訳註3)。
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1)[#「1)」は縦中横] Necker's[#「Necker's」は底本では「Necker」] de l'Administration des Finances, tom. i. c. ix. p. 255.
〔訳註1
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